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三名泉コンプリート

関東に住んでる者にとって西日本てのは結構行けそうで行けない所だ。
もちろん仕事での出張とか、お金持ちの道楽者なんかは抜きにしてね。

たとえば京都。
花見に行くとか、葵祭りを見に行くとか、大文字焼きを見に行くとかさ
余程の機会でも無いと、それだけをわざわざ見に決め打ちで行くって
のはなかなかどうして難しいことなんだね。時間も金もそれなりに掛かる
んで、いざとなると二の足を踏んでしまう繰り返しなんだな。
俺にとってのそれは兵庫の有馬温泉が正にそう。「行きたいけど・・・」の
繰り返しで何十年も経ってしまったんだが、大阪に出張滞在してる今が
最大の機会となって念願の有馬温泉へ行ってみることが出来たわけだ。
そういう点では有り難い出張になったね。

阪神なんば線の某駅からの出発だと大して時間が掛からないで行ける。
乗り継ぎ3回で約80分。
尼崎経由で三宮で降り、神戸市営地下鉄に乗り換えて谷上。そこから
神戸鉄道・有馬線に乗り換えて有馬口で降りたら同線の有馬温泉行き
に乗って一駅だ。

伊香保みたいに鄙びた感じの古臭~い温泉街だと思ってたら大間違い。
街中はキレイだし、情緒ある風情の中にも近代的な部分が多数あって
非常に整った環境の観光温泉地って感じで正直驚いた。
まぁそれだけ観光客(宿泊者)が多く訪れて温泉街そのものがソコソコ
潤ってるってこともあるんだろうな。
事実、この有馬温泉は他の温泉街よりも全体的に宿泊費が高い。
老舗の温泉だから仕方ない部分もあるんだが、にしても少々高い。

さて、今回は日帰りなんで2ヶ所の立ち寄り湯だけのお楽しみとなった。
太閤の湯ってのはあまりにもスーパー銭湯化され過ぎてる感じなんで
見向きもせず、日帰り湯の定番である「金の湯」「銀の湯」のみを堪能。

金の湯」は鉄分を含むナトリウム塩化系なんで伊香保同様に茶色の湯。
そもそもは透明のお湯なんだが、空気に触れると化学反応によって色が
変化するってわけだ。胃腸には効くと言われる泉質とは言っても、かなり
塩分が強いんで飲むならほどほどに。
ちなみにここの施設は消毒剤が入ってるんで飲料不可。

銀の湯」は炭酸泉・ラジウム泉。炭酸はあのシュワ~ってしてるやつね。
ただし、炭酸そのものの殆どがお湯に溶け込んでるんでシュワシュワしてる
わけじゃない。花王のバブと同じだな。
炭酸ガスってのは体には非常に良く、体内に浸透し易いんで毛細血管を
広げて血流を良くしてくれることで有名だから高血圧患者には◎の温泉。
同時に疲労回復にも優れてるから言うこと無い。
余談だが、三菱レイヨンが人口の炭酸泉を開発してオリンピック選手の
疲労回復に一役買ったのは知る人ぞ知る有名な話だな。

ま、それはさておき、のんびりと入れる両湯なんで時間を掛けて何度も
出入りを繰り返して堪能してもらいたいと思う。
銀の湯に関しては、もう少し塩素臭が少なければ言うこと無いんだけどね。

太閤秀吉の御用達であった有馬温泉。
是非一度は皆さんも行かれてみてはいかがかな?
湧き出す泉源に行って源泉そのものに触れてみるのもイイもんだよ。


ここに行ったら佃煮で有名な「大黒屋」、炭酸煎餅の老舗店である
三津森・本店」に寄ってお土産買うのを忘れずに!
それにもう一つは有馬サイダーね。
誰もが知ってるアサヒの三ツ矢サイダーは有馬の炭酸泉から作られた
のが始まりだそうですよ。お店のおばちゃんが教えてくれました。


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