« 共にお乳は小さいが・・・ | トップページ | ネオに密かな期待 »

ある少年との出会い

人には様々な人生がある。
不幸にも生まれて間もなく親に捨てられ、成人になる手前まで養護施設で育てられた少年が勤め先にいる。何人かの兄弟は居る様だが、一人一人がバラバラに施設へ預けられたらしく、兄や弟、それに妹たちが今どこでどうしているのかすら彼は知らないまま独りぼっちの人生を送っているのだ。

彼は言う。
「自分に兄弟が何人か居るということは施設で聞いたことがある。何処でどう生きているのかは知らないけど、それぞれが元気で少しでも幸せに暮らしててくれれば嬉しいな」

20歳を超えたばかりの若者なんだが、頭が切れる上、とても明るく素直で優しい思いやりのあるイイ少年だ。聞かされなければ、とてもそんな波乱の人生を送って来た様な子とは思えないごく普通の子供なんだよね。

でも時折見せる寂しい横顔には、思いやりも何も無い冷酷人間そのものの俺ですらホロっと来る時があるよ。

彼にとっては勤め先が唯一の家庭なんだな。
パートのおばさんたちが母親であり、俺ら野郎どもが兄貴であり、年下の女の子たちが妹なんだ。

そう思うと切ないんだが、そうは見せない彼のハツラツとした清々しい振る舞いに我々は逆に元気付けられることがとても多い。何だか情けない話だね・・・。

« 共にお乳は小さいが・・・ | トップページ | ネオに密かな期待 »

独り言」カテゴリの記事

リンク

無料ブログはココログ

最近のコメント