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桜の花が散ると思い出す

このことを書くのは初めてなんだが、今日は大昔に好きだった女の子の命日だ。
俺みたいにロクでもない人間でもこの日だけは決して忘れない。
今日まで三十何年も生きて来た中で心底好きになった女は僅かに二人。たった二人だけだ。でも既に故人。共に若くして病気で亡くなっている。

一人は17年間の恋心。小学校2年生の時からの単なる片思いってやつだ。
20歳の時に開催された同窓会で卒業以来初めて顔を会わせたんだが、当時その子は雑誌のモデルをやっていたらしく、それはそれは見違えるほど洗練された子になってて、俺は気軽に口を利くのも躊躇うほど“それ系のオーラ”に満ち溢れていたのを覚えてる。何せやっと言えたのが搾り出す様に「元気?」の一言だけだったから。
職業柄常に良い状態のプロポーションを保たなければならなかったらしく、既にその時からダイエットの度を通り越して拒食症気味になってるんだと笑いながら話してくれたのが結果的に最後のやり取りになってね。それから僅か2ヶ月後、その拒食症が発端になって内蔵を悪くして亡くなってしまったわけだ。
葬儀は盛大に行われてね、この時俺は赤ん坊の時以来初めて人前で泣いたよ。何があっても絶対泣いたことなんてなかった人間が初めて人前で泣いた。
この8年後に俺はもう一回泣くことになるんだが、話が長くなるんで今日はこの辺で終わりにする。二人目は生涯初めて結婚をしようかと真剣に考えた相手だったんだがね・・・。

こうやって書いてるとまた昔を思い出すな。偶然にも2年生から卒業までずっと同じクラスでね、年中喧嘩してたくせにあの頃は毎日会えるのが楽しくてしょうがなかった。
今でも遠足や林間学校、それに修学旅行の時のことをつい最近の出来事だった様に思い出すよ。結局最後まで「お前のことが好きだ!」って言えなかった軟弱者の淡い昔話ってことで・・・。

まぁあれだ、真剣に好きになった女が僅か二人だけとは言え、その二人が偶然にも故人になっちまうと怖くて二度と恋なんて出来やしないわけだ。三度目の正直なんて無い。二度あることは三度あるもんだよ。だから俺は二人目が亡くなって以来、何があっても絶対特定の女には惚れない様にしてる。どこかで必ず線を引く。それ以上は踏み込まない。いつの間にかそれが自分の中で鉄則になってるんだな。ある意味悲しい人間だと自分でも思ってるよ。

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